SSブログ

受験勉強法的サッカー指導法 [少年サッカー]

先日コメントの中で書きましたが、どうも「受験用勉強法」的にサッカーをとられているコーチ陣がチームにいて、私とは違うなぁ….と思うようなところがあります。
以前から「ダメ出し」が多いという話を書いていますが、すぐに答えを連想して「ダメ出し」をしてしまっているようです。 「この時は、こうだよ」、「これはこうだよ」とタイミングと方法が決まってしまっているような…そんな指導方法です。
例えば…ゲーム練習中に…
「ゴール前にボールが流れてきたら、インサイドで軽く押し込めばいいんだよ」で…やってみて、インサイドキックでなかった場合、シュートが決まったとしても、「なんでインサイドはでないの?」というような感じです。 インサイドで蹴ること…というワンタッチ・ツータッチ規制の練習のような場合には、それもありかなあと思いますが、ゲーム形式の練習中に最初に規制なしで始めた場合では、このインサイド限定の指導はおかしんじゃないのかなあと思うのです。
インサイドであろうが、アウトサイドであろうが、得点は得点….公式戦の時にインサイドでないからといって、得点が取り消されることはありません。
確かに両足を同じように使えることは理想ですが、どうしても使えないのであれば右足だけでインサイドとアウトサイド両方を使い分けることができるようにあれば、それはそれで個性だと思っています。

3+4=X というような答をひとつしか持たないサッカーではなく。
X+Y=7 というように可能性を引きだして、可能性がある場合の答は全て正解というようなサッカー指導をしたいと思っていますが….。

絵を描くのと同じように、太陽はいつも丸で、赤くぬらなければいけません。 というようなサッカーはしたくないと思っているのですが…. どうも、そのような部分が私は周囲のコーチとは合わないようです。
(だから、ベンチに入らないということもありますが….)

規制をつけたときの練習はそれはそれで、1つのプレッシャーなので構わないのですが、規制をつけなかった時の「ダメ出し」規制はどうも肌に合いません。
如何にも受験勉強的なサッカーという感じがして….。

この「受験勉強法」的なサッカー指導が、戦術的ピリオダイゼーション理論でいうところの要素還元分析にも似たようなところがあります。 画一的な計算や公式には慣れていても応用問題やひっかけ問題には対応できず、応用問題やひっかけ問題でも、応用方法とひっかけパターンを熟知していれば問題に対応可能というような、既存のパターンに対しては即時判断を下せても、新しいものを自ら作り出すような能力は全くないというような…そんな状況になるのではないかと….そんな気がしてなりません。


nice!(9)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 9

コメント 12

えどもん

でぃーじぇさん nice!をありがとうございます。
by えどもん (2009-05-29 00:24) 

papipapi

そうです、答えは一つではないんですよね^^
難しいことは分かりませんが、人それぞれにいくつ答えがあっても良いと思っています♪
ただ、教えるほうとしては難しいのかもしれませんが^^; ☆
by papipapi (2009-05-29 02:31) 

pandan

いろいろな方面からのアプローチって
大切だと思います。

by pandan (2009-05-29 07:20) 

えどもん

papipapiさん nice!&コメントありがとうございます。

どうも答えを「1つ」に絞りたい方が多く、子供達を型にはめても...と思っているのですが...。 エリート指向というか...定型・画一面というか...
そんなことしても面白くないのになぁ  と思っている次第。
by えどもん (2009-05-29 12:57) 

えどもん

(た)さん nice!をありがとうございます。
by えどもん (2009-05-29 12:58) 

えどもん

pandanさん  nice!&コメントありがとうございます。

サッカーみたいなもの、特に指導・育成に関しては「正解」がありません。
勝てば「官軍」みたいなものです。
でも、個々のプロセスには「正解」ではありませんが、モチベーションだったり、色々な価値観が存在します。
子供との対応はいろいろな縮図が見えて面白いところもありますが、辛い部分もあります。
by えどもん (2009-05-29 13:39) 

えどもん

Yukiさん nice!をありがとうございます。
by えどもん (2009-05-29 13:40) 

K-コーチ

大変ご無沙汰しています。
暫くPC的サッカーから遠ざかっておりました・・・

さてこの件について、ボクはその某コーチと同じことを言っています。ただそのプロセスは

1.インサイド含め体のどこでもいいから当てて押し込もう
インステップで狙った場合どうしても足を振りにいくので(回転運動)、タイミングが合わずに空ぶるのはよくあることです。
それに対しインサイドで合わせにいけば脚が平行運動していくので、高さにブレがあっても足から膝までに当たればボールはゴール方向に飛びます。つまり確率を上げるということですね。

2.左で「撃たなかった」のか「撃てなかった」のか
前者であればOKです。後者であれば指導します。
片足しか使えない(蹴れない)のはチャンスを生かせないこともですが、視野が狭くなる傾向が高く最終的に引き出しが少なくなってしまうことが問題だと思っています。

つまりどちらの件も、型にはめるというよりは、確率や可能性を高めるためだと思うのですががいかがでしょう?

久々なのに生意気言ってすいません(汗)
by K-コーチ (2009-05-29 18:08) 

えどもん

K-コーチさん  nice!&コメントありがとうございます。

お久しぶりです!! お元気でしたか?

「体のどこでもいいから押し込もう」 これは私も同じです。
泥くさいといわれても、何が何でもゴールを狙う的な姿勢は好きです。
(ゴンゴールのような...) インサイドで触るだけでもゴールになることがありますし、インステップで狙うよりも効果的です。 回転運動のこともよく分ります。 

私が言っているのは....何から何まで型にはめようとするようなところです。
フリーのシュート練習でも、こう蹴って、こういうボールで...的にイメージから方法までをも固定させてしまうようなことに対して少々憤慨している部分があります。

たぶんKコーチさんもそのことは理解した上でコメントを書いていただいたのかと思っていますが...。

左足の件は、「考える」ということをしたのか、しなかったのかという点に関して、考えずに行動する。 考えることも行動することもなかったというのは、私もOKは出せません。

不確実な点取りゲーム...
可能性のないものは排除しながら、可能性を追求して、自分で一番いい方法だと思うことを判断して、行動しなければなりません。
それを一瞬で行なわなければならないスポーツだと思っています。

だから...Kコーチさんも可能性の追求をしているのだと思っております。
by えどもん (2009-05-29 20:12) 

えどもん

マリンかもめさん nice!をありがとうございます。


by えどもん (2009-05-29 20:13) 

えどもん

第一ゼミのファロス個別指導学院さん
nice!をありがとうございます




by えどもん (2011-10-16 22:16) 

えどもん

京進さん nice!をありがとうございます

by えどもん (2011-11-03 23:29) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。