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コミュニケーション [指導者]

最近チームの練習をしている思うこと... 男子を見ていた時なのか、前のチームとの環境が違うのか、違いの理由は分からないのだけれども、以前のチームよりもコミュニケーションが双方向だ。
これは、以前、このチームの印象を「緩い」と書いたことがあるのだけれども、その「緩さ」から出てきているものなのかもしれない。
この前、半サッカーの実践練習をしているとき、ちょっと長いかな...と思っていたけれども、動きの良さがおもしろく、直前のセットよりも長く続けていた。 そうすると一人の子がするすると寄ってきて..「コーチ! ながい!!」
とふてくされ顔で言ってきた。「俺もそう思ってる..」 と言うと、「早く、笛吹いてよ!」と中断を要求。 こっちも長いと思っていたし、楽しいけど子供達の給水を考えないとならないこともあるということで、笛を吹いた。
以前は、こんなコミュニケーションはなかった。 どちらかというとコーチ側から一方的に練習メニューやペースを子供達に与えてきたし、子供達もふてくされることはあっても、ペースなどに関して、ちゃんと要求をしてくることはなかった。 
そう考えると、今の状況は色々な面でコミュニケーションが双方向に行われている。 決してふてくされての文句とかではなく、言い方は雑だったり、タメグチだったりもするけど、子供達から要求や希望が上げられるような環境になっている。  実は、もっと、もっと要求して欲しいし、それに対して私はダメだししたい。 そして、ダメって言っても自分で、こうだという思ったことをプレーの中で実行して欲しい。 だから、この雑でタメグチのコミュニケーションは、もっともっとコミュニケーションの領域が深くなるための1つの段階だと思っている。
半分ふざけて、半分私の言ったことに反抗して私の足を踏んづける子もいる。 ベンチに座っていて、背中に土埃をかけられたこともある、ゲームペースの試合でピッチの中にいて声をかけていると、わざとチャージしてくる子がいる。 行き過ぎでない限り私はこのようなことを彼女たちのコミュニケーションだと思っている。 こちらもふざけて、追い回すこともある。 キャーっと言って逃げていく。 それもコミュニケーションだと思っています。
いつも、イジラレキャラだと書いているけど、このようなコミュニケーションを彼女たちと繰り返している。
私が以前の男子のチームでも、今の女子のチームでは、子供目線でいられるからなのだろうと思う。 大人だよ!って顔して重圧で制することは簡単だけれども、それでは何も楽しくないし、何も生まれてはこない。 このような地域のチームでは、子供が楽しんで、その環境にいられるということで大人が楽しまないとならないのだと思っている。 だから、子供達にもチャレンジをする項目を思いついては1人、1人、それぞれのレベルに併せて、今おかれている内容を考えて与えるし、少しでも上達すること、昨日の自分に勝った状況であることをちゃんと知らしめてあがる。 それから、本人が納得しているだろうなぁということをちゃんと褒めるようにする。 そこはあまりできていないけど、もっともっと子供達の成果とそのときの顔の表情を見てあげなければと思っている。
そんなことで、私もなるべく練習はさぼらない。 それは子供達の顔の表情をいつもみていたいということと、日々の成長度合いをちゃんとみていたいから。 そうしないとコーチングというか、指導者ではないような気がして...。 もちろん、みんなボランティアコーチなので仕事もあれば家庭の事情もあるけれども、今私の中でチームの練習と試合の優先度合いが非常に高い。 それ以上のものは、T吉の特別な試合くらいかな? それでも、T吉の試合もチームの練習もどちらもでれる時間帯であれば、可能な限り両方掛け持ちしたりもする。 そこは手を抜かない。 
とうことで、半年経って、チームにも慣れてきたし、段々自分のペースでコーチを楽しめるようになってきました。

で、通勤電車は昨日から長谷部誠キャプテンの本です。
軽い内容なのだけれども、ずっしりと重たく感じるものが多い内容です。 結構つまらないところが似ていたりします。 一人になる時間が好きだとか、でも決して仲間といっしょにいることが嫌いなのではないとかいうところは似ているのかな...他にもいろいろ。 たぶん明日の通勤で完読です。


心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

  • 作者: 長谷部誠
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コメント 4

ryuji0813

 私もどちらかと言うとコーチと言うより、年の差がある友達感覚です!これは、良い面と悪い面とありますが、一方通行の世界よりは良いと思ってます。
 サッカー指導では、具体的な改善を行って、「サッカーの楽しさ」を見つけてもらえば最高です!!難しいですが・・・
by ryuji0813 (2011-05-25 00:23) 

widebamboo

女の子は特にそういう面がありますよね。
でもそれはなついてきた証拠。警戒心も強いから(笑)。
とても良いことだと思いますよ!
by widebamboo (2011-05-25 08:58) 

makatana

コミュニケーションにはいろいろなカタチがありますよね
「勝つ」のは、試合での相手ではなく、昨日の自分ですね
そして一人一人それは異なる
それには言葉だけでなくより具体的なコーチングですね
いい勉強になります
by makatana (2011-05-25 20:14) 

えどもん


makatana


ryuji0813

nobuffonさん
お茶屋さん
kei-chanさん
nice!をありがとうございます。

ryuji0813さん
私がいつも考えているのは、大人は子供の視線になれるけど、子供は大人の視線にはなれないということです。 ゲームの時、子供と話をするとき、膝を折って、子供と同じ目の高さになると違って見えることやものがあります。 大人は子供の視線になれます。 でも、子供なれない...

widebambooさん
コメントありがとうございます。 すごく安心するコメントに感謝です!!

makatanaさん
オシムさんの語録の中に、「絶対勝たなければならない試合など1つもない」というものがあります。 これは自分たちのポリシーや肝心なものを捨ててまで試合に勝つ必要はないということを言っているのですが、この言葉に出会った時に、何に対して勝たなければならないのだろうと思いました。
そして、私の目の前にいるサッカー選手達はプロでもなければ完成された選手でもありません。 そのときに「昨日の自分」だけには絶対に勝って欲しいなぁと思ったのです。 自分も含めてですけどね。
by えどもん (2011-05-26 22:08) 

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