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Looking around [女子サッカー]

チームは少々ネガティブスパイラルに入り込んでいるかもしれません。
ベンチを預かるお父さんコーチにやや焦りの色が見えてきています。 コーチなんだから何かしないといけないという焦りが出てきているのかもしれません。 「コーチというと何かしなければならない」「選手に対して何か言葉にするのがコーチだ!」みたいに思ってしまいますが、そんなことはありませんから と私は思っています。 もしかしたら、何も言わないコーチほど、難しいものはありません。無理に何か言うとすると、手じかなところでダメ出しが多くなってしまうというもっともっと悪循環に陥ってしまうかもしれません。
今は、じっくり見るのもいいかもしれないと思っています。 本当に一人一人が、どんな能力を持っているのか、どんな風にゲームをしているのか?など、個性を再度確認してあげるのもいいのかもしれません。
私は最近、ゲーム形式の練習や試合の時に、子供達の視線だけを注視するようにしています。 子供達の目、それだけを見ています。 これがまた、すごく面白い!! たとえば、シュート前に顔をチラっと上げて枠やGKの位置を見ることが無い子は、やはり枠を外すケース、GKにパスというようなシュートが多くなる。 また5年生くらいになっても、ボールしか見れていない子がいます。 自分の周囲や前線に上がる時にもチラっとでも後ろを見ることが無い子というのは、やはりゲームを作れないし、次の展開など考えることができない、当たり前なことなんですけれども、その当たり前なことが見落とされていることが多い。
シュート前に顔を上げない子に対して、如何に体のキレや、キック角度などの高度な技を説明しても仕方がなく、ボールしか見せず、ピッチの中で、自分とボールの認識しかできない子に、如何にフォーメーションを説明しても伝わるはずがありません。
もしかしたら、それは子供達の能力ではなく、見るということをしていない子供達に気が付かないで、上位層の課題を突き付けた大人に責任があるのではないかと思っています。 このくらい当たり前と、技術や経験を十分に持っている大人は思いがちですが、子供たちの成長は一歩一歩ですし、それぞれが違った成長度合いをしています。 まさに成長度合いが異なることが個性でもあります。5年生ならこのくらいは当たり前、6年生ならこう.. 確かに平均値はありますが、そこに達していない子もいれば、それは低レベルでつまらないと思っている子もいるし、年代でも格差があったりします。そこはちゃんと見るということを大人もしなければならないかと。
ベンチ入りしているコーチから試合前、試合後のミーティングの時も子供たちの視線を気にしています。 試合前のミーティングでコーチから視線を外す子はやはり試合中に動けなかったりします。
今のチームはもっとコーチが子供たちを見てあげるべきかもしれません。 子供の動きに注意しながらの情報発信をすることが重要かな? 消化できないメニューをいくらならべても消化はできません。 そのことを理解しているかな? ひとつひとつ前に進ませないと一足飛びには前にいけません。


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コメント 2

えどもん

ruy0810さん
はっせんさん
marumaruさん
かずもんさん
y2araiさん
nobuffonさん
nice!をありがとうございます
by えどもん (2012-07-12 17:33) 

えどもん

makatanaさん nice!をありがとうございます




by えどもん (2012-07-16 23:18) 

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