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Bagunca⑫『コーチの輝き??』 [メッセージ]

今の所属しているクラブの代表に質問されたことがあります。
『すごく資質に富んだ、これはどこまで伸びるかわからないと思うような子を、我が子をサッカー選手をしたいんだという保護者が連れてきたらどうします?』
と聞かれました。 私は迷わず。
『いいクラブチームを紹介します。 または、誰かにその子にあったクラブチームはどこだろうという情報を知人のコーチなどに尋ねます。』
『私も同じです。』と代表コーチ。
街クラブのボランティアコーチは時間に限界があります。 そして、家庭に何かあった場合、仕事が忙しくなった場合など、グラウンドに行けなくなります。
その子に対しての指導をコミットできなくなります。 いや、逃げているわけではありません、ボランテイアコーチは、家庭や仕事を理由に指導を放棄しても問題はないのだということを言っているのではありません。 責任を負うということがプロのコーチよりも相当薄くなってしまいます。
また、その時代・タイミングにおける育成・指導の情報や施設・環境などもクラブチームに比べれば、街クラブは数段格下になるわけで、本当にその子の将来を考えた場合には、自分ではなく、もっといいところでそれなりの育成指導を受けた方がその子にとってメリットだと考えるわけです。
で、以前いたチームでそのような話をしたら、「それはコーチとして逃げている、いい選手の原石があったのなら、自分で育てるべきだと言われたのですが、確かに指導者である以上、指導者として学ぶということを忘れてはいけないと常々思っています。
『学ぶことをやめたら教えることをやめなければならない.』 指導者としての心構えを説いた、ロジェ・ルメール(前:フランス代表監督)の言葉ですが、この言葉はジュニアのコーチになって、この言葉に出会ってから忘れたことはありません。 
でも、でも.. この言葉だけで可能性のある子を私の指導者としての限界で留めることができないのです。 その子を見捨てるということではありませんよ、でも街クラブの環境とボランティアコーチの限界というものがあるかと思っています。
あと、子供の将来に自分の名声を託してしまうようなコーチにはなりたくないと思っているのです。
今のクラブで、このような街クラブとしてのコーチのあり方あんど、保護者の方、コーチ陣で話していた時のことです。
保護者の方が、とある異なるチームのコーチが言ったこととして話してくれた内容が...
「自分の育てた子が、高校選手権とかJリーグなどの選手になって、TVなどで見た時に、あっ、あれは俺が教えたシュートスタイルだ! なんて言いたいじゃないですか..」というような話をしてくれました。 まあ、その保護者の方は、コーチの方々は、このようなことを夢見て指導をしておられるのですか?という質問だったのですが、私は代表コーチと顔を見合わせて、笑いながらそんなことはない と言ったのですが、実は同じような内容を別のクラブのコーチが行っていたのを思い出したのです。 街クラブのコーチって、そんな望みがあるのかと。。。。
私はサッカー指導という点においては、底辺の底辺に位置している存在だと思っています。でも、決してそれは自分を卑下しているわけではありません、底辺の底辺がいなければ頂点もありません。 ということで、サッカーが好きだ!楽しいという子供たちを指導していると思っています。
今はジュニアの女子チームにます。 
保護者の方々には、なでしこの選手になるよりも、サッカーの面白さを理解して、Jのチームをスポンサードしている企業の社長夫人にでもなるのがいいよね!なんて冗談で言っています。 サッカーには色々な関わり方があり、楽しいと思えば色々なかかわり方が見えてくるというようなことを伝えていくのも指導者なのかな?
芝生の造園やユニフォームのデザイン、スポーツ医療や栄養士、調理士など、関わり方は色々。 そして、サッカーを知っていればこそ、色々なアイデアが生まれてきて、それぞれの職業や夢に向かって活かせるとおもうんだけどなぁ...。

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えどもん

お茶屋さん nice!をありがとうございます。

by えどもん (2013-03-12 11:26) 

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