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Bagunca⑬『褒めて伸ばす』 [メッセージ]

色々な雑誌やWEBの特集等で『子供たちは褒めて伸ばせ!』というようなことが記載されていますが、褒めるということは、ものすごく難しいことです。
褒め言葉にもいろいろあるようで、シカゴ大学での研究結果がとあるWEBに掲載されていたので下記にURLを載せておきます。
http://rocketnews24.com/2013/02/19/293770/
さて、私が考えているのは、子供達は自分の行動に対して納得のいく領域かどうかを意識していて、その納得のいく領域に達した時に褒めるというか、自分の納得に気づいてくれる人がいるということへの共感を感じるのではないかと思っています。
たとえば、単にいるもより頑張っているからということで、『ナイス!』とか『いいね!』と言ったところで、あまり共感は得られず、下手をすると『また、コーチ御世辞でも言ってるのかよ...』的に思われてしまうこともあるのではないかと思っています。
かなり前、T吉と日曜日の午後に二入でサッカーの練習をしている時のことです。 T吉が小学校の時には、二人でパス練習や的当てなど時々グラウンドが空いている日にやっていました。 シュート練習で今日の練習は終わろうということになり、じゃあ10本決めたら終了にしようということにしました。 私がキーパーになりT吉がシュートを打ってくるのですが、私のミスで入るシュートもあります。 まあ、確かに試合ではGKのミスで入るシュートも1点は1点で試合結果での重さは分からないのですが、T吉は『今のはナシだな。』と私のミスや気に入らないコースなどは得点として数えていません。 自分で納得のいくものだけを練習では得点としています。
その時に思ったのです、低学年ではシュートがゴールしたかどうかなどを気にしていた時期もありましたが、高学年になると、自分で納得のいくスタイルというものを気にし始めてきます。 だからこそ、子供たちの納得のいく型や、思い通りのプレイになったかどうかというところを褒めてあげる必要があるということです。
パスかシュートかわからないで打ったボールがたまたま風に乗ってゴールした。確かにゴールなので得点ということに関しては、チーム貢献というところでは賞賛する阿内容なのですが、コーチとしてその子のプレイをほめるかどうか、難しいところ内容なのではないでしょうか?
少年団の組織でボランティアコーチですと、子供たちといっしょにいられるのは週末の土日、しかも2-4時間くらいというのが平均なのかなと思っています。
それでも、子供たちの行動や言動をちゃんと見る、ちゃんと聞くということをすると、子供たちの性格や興味などが分かってきます。 そこでも横から目線的なものが必要になってきます。 で、そのようなコミュニケーションの中で練習中から課題を与えたり、情報を提供したり..興味がある分野には子供たちは積極的に入り込んできてくれます。 少年団的な組織でマスプロ的な指導をしていませんか? 画一面にみんなで行う..子供たちが20人くらいでコーチの数も少ないと1つのメニューをみんなでこなすということになってしまいますが、子供達を画一面でみるのではなく、課題を1人1人違えて与える、目標のもちかたや、その練習への取り組みの重さいたいなものをそれぞれに変えることは可能です。 もちろん、1つのメニューに全員にそれぞれの課題を与えるというのは大変ですので、いつも主たるポジションに関連のあるテーマや、足が速いとか、ドリブルが他の子よりも秀でているなど、その子に合ったテーマで課題などをささやいてあげることは可能かと思います。 私は試合の始まる前や、試合の後、練習の後などに、『ちょっと来いよ!』といって個別のテーマを与えたりします。 で、そのテーマに対してゲインがあった時には、もちろん褒めます。
ボーダーというか、基準点はどこにあるのかということをちゃんと見せてあげると、褒めるきっかけもできてきます。 で、簡単にできるものではなく、また遠い目標でもなく、努力したり、克服したりすると、そこまで行き着くという目標を見つけて、それを基準線にすることによって、子供達も納得の上での状況に対して褒めることが可能になってきます。 それには、やはりいつもちゃんと見てあげることなのかなあと思っています。
最近、試合時にベンチに入ることがありませんが、もしベンチに入るようになたっとしたら、練習時はいつも以上に子供達を観察しなければならないでしょうし、試合の朝は集合場所になるべく早くいって、子供たちの顔色を見ないとならないと思っています。 
以前はそのようなことは当たり前のこととして行っていました。 また、以前は試合の時には必ずスコアを付けていました。 そして、そのスコアを次の練習や次の試合運びなどに利用していました。 前のクラブでは誰もやっておらず、私が個人的に行っていたのですが.. 驚いたのは今のクラブの代表も同じことをやっていたこと。 ベンチに入るコーチの課題として定着させていました。そのスコアを軸に大会の総括をコーチ内でしたこともあります。 
色々な方法で子供たちを観察することが必要ですね。 観察もせずに指示をするというのは、一番いただけない指導かと思っています。
まあ、そんな現場を見てきただけにそう思います。


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えどもん

お茶屋さん
nobuffonさん
nice!をありがとうございます。
by えどもん (2013-03-11 11:15) 

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